お子様ランチ

デミロマが書くちょっと長めの独り言

お酒が怖い

お酒が飲めない。

 

体質的な問題などは一切ないのだけど、20歳を超えても1度も飲酒をしたことがない。

社会人になれば飲まざるを得ない機会が来るかとも思っていたが、職業柄飲みたくない人に無理やり飲ませることをしにくい職業なので「飲んだことないんですよね~」の一言で飲まなくて大丈夫な状況を作りだすことができた。

 

なぜ飲まないのかというと、

 

・そもそも家族がそこまで飲酒しないのでお酒に触れる機会が少なかった

・好き嫌いが多くわざわざ味のわからないものに手を出したくない

 

このあたりが周りに説明するときによく使う理由だった。

 

最近になってお酒を遠ざけていた本当の理由に気づいた。

 

「泥酔」をしたくない。

 

節度をもった飲酒の仕方では泥酔しないことは重々理解している。

しかし、家族がたまに飲酒する様子を観察することで、自分はそこまでお酒に強くないことが想像できる。

限度を守った飲酒であれば楽しいのかもしれないが、1㎜でも泥酔する可能性が残っている限り飲酒に踏み出せない。

 

なぜ、そんなに泥酔に怯えているのか…

私は私を自分でコントロールできない環境になることがとても怖い。

NHKの「あさイチ」のアンケートで

「泥酔していると性行為の同意があったと思われても仕方ない」と回答した人が35%もいたそうだ。

泥酔していて前後不覚になれば何をされても仕方ないとあきらめている人、何をしてもいいと思う人が35%もいることが少し恐ろしい。

 

もし、泥酔してしまって自分の望まぬ行為に同意していたと思われる可能性があることがとても怖い。

しかも、自分の意志ではなく断り切れない状況でお酒を大量に飲まされてしまい泥酔してしまっても断り切れなかったほうが悪いとされてしまうような世の中である。

 

友達とか信頼できる人たちの前だけで飲めばいいじゃないかと思われそうだが、

酔った自分がどう変化するのかわからないのがとても怖い。

 

いつでも自分の身体を自分のコントロール下に置いておきたい。

自分が自分でなくなるのがとても怖い気持ちはどこからやってくるのだろうか。